昭和の消えた仕事図鑑

久しぶりに図書館へ行ってみました。    長らく育てている多肉植物の名前を調べるために、図鑑を借りようと思い立ちました。 本など借りずとも、ネットで調べれば済むのですが、どうしても裏がとりにくいのがネット検索。 より確かさを求めていくと、責任の所在が分かる紙媒体と言うことになってしまいます。 多肉植物の本だけを借りて帰るのも物足りないので、 面白い本がないかと館内を物…

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違和感、違和感

『今日の一針は、ほころびてから縫う九針分の手間を省いてくれる』  (ベニシア・スタンリー・スミス) 月曜日の夜のことー。 背中が異様に痒い。この痒さは昔、よく揚っていないとんかつを食べた夜にあったような・・・。 3年ほど前にも、大好物でもないのに、人がしきりに勧めるので仕方なく、余分に でっかいサバの塩焼きを食べた夜にも似た背中の痒さがした。 飛び起きて、寝巻を脱いで鏡に背…

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『殉愛』(百田尚樹著 幻冬舎)を読んで

話題の本『殉愛』(百田尚樹著・幻冬舎)を母が異常な早さで読み終えた。 長編の本を読破することが難しい母が早く読み終えたので、私も借りて読んでみるとする。 母曰く、「2~3ページ飛ばしても意味が分かるから」と。 なるほど、それで読み終えるのが早かったのか 読み易くて分かりやすくて、この手の話題には興味がわくのだけど、 やはりこの手の話って、読後感は…

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『熔ける』 (井川意高著・双葉社)を読んで

人の成功談、ハッピーライフ本には全く惹かれないけれど、破滅した人、失敗した人の話は何より興味を惹かれます。 昔、ちょっと齧ってみた、中世イタリアの思想家マキャヴェリの本に 『天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである』とあったのが未だに 私の心にあるからです。 仕事でも何でも、他人の成功談は殆ど参考にいたしません。 単に、コノヤローと苛立つ器の小ささもあるけれ…

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『潮騒』(三島由紀夫 著)を読んで

実は長い間、本を読むことが出来ないでいました。 時間はあるのに、本を読んでも内容が頭に入らず、話を理解できないのです。 仕事で使うような本、雑誌、漫画、数ページで終わるような短編小説は読めるのに、 1冊の長編ともなると内容が把握できずに面白くない思いをしていました。 昨年はNHKの朝ドラ『あまちゃん』にハマり、劇中に出てくる『潮騒のメ…

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『落ちくぼ姫』 (落窪物語)

今日は花冷えの一日となりました。 昨日まで夏日になったりと暑かったのに、今日は17~18℃くらい。 この温度差が例年並みの気温なのに、ぐんと寒さを感じさせてしまいます。 ソメイヨシノが開花しているけれど、我が家にはソメイヨシノがなく、 植えてから数年目の彼岸桜が弱々しく咲いております。 今年のソメイヨシノは早い開花だったので、例年通りの四月上中に 「桜祭り」の…

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『血の日本史』

長く、友人から勧められていたけれど、なかなか本屋に並んでいない歴史本が 手に入ったので読みました。 『血の日本史』(安部龍太郎 著 新潮文庫)。 出版されたのはかなり昔なので、書店に並んでないく、友人がとても気に入っている風だったので、 ネット通販で買いました。 『血の日本史』というタイトルなので、歴史上の血なまぐさい短編の話です。 知っている偉人達が登場はします…

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ティム・ガンにハマる

GWが終わるとちょっぴりもの悲しくなります。 今年はもう大型連休がないのですから・・・。 あと期待できる大きなお休みは公式には正月休みくらいでしょう。(それって来年の話じゃん!) この連休は非日常を楽しむような事もなく、日常であって非日常的なイベントの「衣替え」をしました。 そのくらいのことです・・・。 それと、ここ半年ほど本を買っては「積ん読」。 …

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あとの祭り『触れ合い効果』 (渡辺淳一著/新潮文庫)

今年も好きで好きでたまらない渡辺淳一さまのエッセイが文庫になりました 平成19年~20年までに週刊新潮に連載されたエッセイなので、少し時間がたってはいますが、 「あんな事もあったねぇ~」と言う感じで読めます。 その中で、今、話題になりまくっている民主党のオザワさんの事を書いた話を発見。 読んでみると、まだ民主党が政権をとる前に、オザワさんが福田総理との…

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『一億円もらったら』 (赤川次郎著/新潮文庫)

偶然出会った見知らぬ人から「一億円差し上げます」なんて言われたら、 私なんぞは絶対、その一億円に犯罪の匂いを感じて手を出しきらん。 この物語に出てくる人物5人はちゃんと受け取ってるんだからスゴイ(そもそも小説だからねぇ~) 莫大な財産をもてあましている羨ましい大富豪の宮島勉。その秘書の田ノ倉は、見ず知らずの人に1億円を進呈し、その後の人生がどうなるかを観察する遊びを思いつく。 (全く…

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『東京島』 (桐野夏生著/新潮文庫)

今週、何気に本屋さんで購入して一気に読んでしまった『東京島』。 登場人物の一人、清子は夫の酔狂な世界一周クルーズの最中、暴風雨により孤島に流れ着きました。 その後、島には日本人の若者、謎の中国人などが漂着し、清子を除く31人が全て男性。 やがて夫も亡くなってしまう ただ一人の女となってしまった清子は、求められ争われ、島の女王の喜びに酔いしれる。 …

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プレゼントをする

明日は松山の姪の5歳の誕生日。 我が家の、じーじとばーばと、姪に「お姉さん」と呼ばせている叔母さま達は数日前からプレゼントを 何にするか考えています。 じーじとばーばがおもちゃをプレゼントするというので、私は色々と考えて絵本にしました。 (毎回、絵本なのですが・・・) 今回、贈ったのはこの本です。 『しんくんとへんてこライオン』(長 新太著/小学館) 『11ぴき…

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源氏物語 ~花宴~

夕方、ウォーキングの途中で見た桜の花の間に月が見えました。 朧月ではないけれど、月と桜が一緒に見られました。 朧月夜と言えば、私の大好きな源氏物語にも同じ名前の姫が登場します。 朧月夜の君は源氏の君の政敵である右大臣家の六の君です。 そして、弘徽殿(こきでん)女御の妹でもあります。 弘徽殿女御は源氏の君の母親の桐壷をイジメたおしていた女性で、病弱だった桐…

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『告白的恋愛論』 (渡辺淳一著/角川書店)

今年のお正月は「寝込み正月」だったのでどこにも行けず、することもなく寝転んで本を読みました。 読んだのは渡辺淳一著『告白的恋愛論』です。 著者が過去の恋愛で学んだことを告白する形でまとめられています。 少し前に読んだ『マイセンチメンタルジャーニ』と話は少し重なる所もありますが、話題になった 数々の小説のモチーフになったのかしらと思われる告白もあり…

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すてきな三にんぐみ

子供の頃、気になっていたけれど、なんだか怖そうだったので読めなかった絵本『すてきな三にんぐみ』 たぶん色合いが暗いので怖かったのかも。 話は全然怖くない話なんですけど・・・。 あるところに3人組の泥棒がいました。 3人はおもちゃの武器で馬車で行くお金持ちを脅かして、馬車を壊して宝物を奪っています。 ある夜も、道を行く馬車を止めた三にんぐみ。 でも馬車のなかには、意地悪なお…

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遠藤周作著・『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』

好きと打ち明けたいとき。 デートに誘いたい時。 病気や悲しみの中にいる友達を元気付けたいとき、自分の気持ちを率直に伝えて、相手の心を動かす手紙をどうしたら書くことができるだろうか・・・。 いわゆる「how to」本のようだけれども、遠藤周作氏のユーモアもあってただの「how to」ではない本。 メールは便せんを選ぶ手間もいらないし。 切手を張る手間もいらない。 細心の注意を払…

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箱崎をさるく ~思い出とお土産~

今回の旅行のお土産。 九州国立博物館のキモ可愛い五臓六腑の虫の置物と、その虫たちについて書かれた『ハラノムシ』という本。 旅に出てわざわざなんでこれをチョイスしたんだ・・・。と言われかねないお土産。 実際、持ち帰って家族は微妙な顔をしていた。 家族はお菓子のお土産だけでいいと言うので、結局、私のコレクションとして部屋に置いてある。 左側の赤い六本足のヤツが「脾臓の悪虫」…

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『源氏物語』(/紫式部著) ~若菜・上下~

我が家の庭はよく言えば、草木があるがままに咲き育っている庭。 悪く言えば、ただの草むらに近い。 北側の裏庭に白いムラサキシキブの実がついていたのを見ていたら、紫のムラサキシキブも 庭のどこかにあったはずだと思いだし、東側の「草むらガーデン」の草を取り除いてムラサキシキブの 捜索を始めた。 草を取り続けること2時間。大方の雑草は取り除いたが、あったはずの場所には ムラサキシ…

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『ヴィヨンの妻』 (太宰 治/新潮文庫)

『ヴィヨンの妻』を読んだ。 太宰治の小説は、中学時代の国語で『走れメロス』と、高校時代の現代国語の『富嶽百景』しか読んでいない。お恥ずかしながら。 太宰治の生い立ちを高校時代に少し習ったけれど、なんとも大変な人だったらしい。 興味深い人生なのだけど自分の家族だと堪らない。 こんなに好き勝手自由にやられたんじゃ、家族は落ち着かないのでは? 実際、仕事でこういう人に会ったことがあるけれ…

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『知より情だよ』 (渡辺淳一/新潮文庫)

やらなきゃいけないことがある時に限って、関係のない本が読みたくなるのです。 仕事関係の本を読んでおかねばならないのに、本屋で好きでたまらない 渡辺淳一さまの新刊を発見してしまった。 人生論のようなエッセイ、あとの祭りシリーズの『知より情だよ』。 迷わず購入。即、読み始める。 ストレスフリーな人生論の展開が心地い作品。 できれば私も渡辺淳一になりたい。というか気持ちを代弁し…

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除目に司得ぬ人の家・・・?

(すさまじきもの)除目に司得ぬ人の家。 ならぬ、除目に司得ぬ人の県・・・でしょうか。 昨日は知事さんが入閣するんじゃないかということで、宮崎県庁にはたくさんの人がつめかけていたようでしたが、 結果は期待外れだったようです。 ご本人にとっては、予想した通りの話なのか、がっかりした話なのかは分かりませんが、これから 少しは静かになってくれることを願っています。 除目ではないけれど、選…

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『くまとやまねこ』

松山の姪の誕生日に絵本をプレゼントするつもりでいます。 (もっとも誕生日やクリスマスには絵本しか贈っていないのですが・・・) 絵本と言うのは、たとえ1歳向けであっても、幼児向けの作品であっても、 大人が読んでも面白いものです。 時々、図書館や書店にいくとついつい絵本の立ち読みをしてしまいます。 今日も姪に贈る本を物色しました。 4歳ではあるけれど、あまり文章が多いものは まだ難…

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『ゼロの焦点』 (松本清張著・新潮文庫)

この連休、な~~~んにも予定がないまま最終日。 何をしたっけ…。 一日は、ハーブ達を市場に卸して、買い物に行って疲れたのが一日。 連休前はあれこれしたいことがあったのに・・・。 連休の一日を費やして市場に持っていったハーブは、 ペパーミントが300円(28鉢入りでよ!!) パセリは800円 キューバンオレガノも800円 ペパーミントの値段は安すぎ!!一鉢…

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『隠花の飾り』 ~松本清張・・新潮文庫~

愛を求めるあまり転落してゆく女たちを描いた11編。 後表紙の本の紹介では、妻子ある男を好きになり、結婚するために 勤務先の銀行から3千万円横領する伴子の話『百円硬貨』が紹介されている。 私の印象に残っている短編は『記念に』かなぁ~。  ~「記念に」~  年上のバツ1女性の滝子と交際中の良二。二人の結婚は良二の家族に反対されている。 そんな事情をしっている滝子はあえて良二に…

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『欲情の作法』(渡辺淳一著 幻冬舎)

私が好きで好きで、できたら恋人の一人にしてほしいと思うくらい 大好きな渡辺淳一の『欲情の作法』を購入。 よくやく手に入り感激 「女性向けの本じゃないような・・・」と言う、私の友人の書評など どうでもよいのです。 渡辺様の本が読めるならそれでいい。 読んでみると意外に、男性の気持ちを知る手がかりがあるやもしれません。 前に交…

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春は夕暮れ・・・

ウォーキングコースの土手に植えられた桜に、 2つの花を見つけた。 写真におさめようとしたけれど、携帯のカメラでは遠すぎて なかなか思うように映らないので断念。 今年も桜の季節がやってきて春本番も間近。 「春はあけぼの・・・」で始まる枕草子では、春はなんといっても 夜が明けるときがよいと書かれている。 でも、私には「春は夕暮れ」だ。 春の夕暮れは何となく心が弾む。 日が長くな…

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私と源氏物語

2008年は源氏物語が登場して一千年。 私と源氏物語が出会って16年といったところ。 高校時代、電車の待ち時間を駅近くの書店で潰していた私は、当時、源氏物語 よりもマンガ一筋の女子高生。 当時読んでいたマンガ雑誌に連載されていた『あさきゆめみし』の虜でした。 発売日にはいち早く書店に駆けつけて立ち読みしていました。 そのマンガは、平安時代が舞台で、薫の君と匂宮という、ともに地位も…

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『華麗なる一族』

友人とどういうわけか「保元の乱」の話になった。 なんでそうなったのかは分からないけど、話題の前には源氏物語の 話をしていたから、歴史の話になったのかも。 百人一首の「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の・・・」 を詠んだ崇徳院は、保元の乱の当事者だったのですね。 御祖父さんの白河法皇と父上の鳥羽天皇の后との間に 産まれたのではないか?とされるのが崇徳院なのだそうで、 このことが父親…

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『女という病』(中村うさぎ著)

「生まれ変わるなら、男と女どちらがいいでしょうか?」と、知人の精神科医に 尋ねられて私は「女です」と答えました。 「女性は生理的な煩わしさや、出産などの辛さ、いろいろな辛いことが あっても、生まれ変るなら女だと仰る人が少なくはないですね。 私も、生まれ変るなら一度は女性を経験してみたいものです」と、 先生は仰いました。 私はもし生まれ変りがあるのなら、再び女でもいいと思う。 …

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春先の雹

桜の開花が26日に発表されました。 まだ、桜はほんのちょっぴりしか咲いていませんが、 春の嵐を思わせるここ2日間。 27日は鹿児島と宮崎の一部で竜巻や雹が降りました。 春先は雹が降りやすいのでしょうか? 小学4年の時、国語の時間に『春先のひょう』という作品が 教科書にありました。 戦時中の物資がない頃の話で、ふった雹を集めて氷の 代用にしたという話だったと思います。 …

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